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『JALの奇跡』でいちばん響いたのは、
騙されても社員を信じると言い切った、
稲盛和夫さんの言葉でした。
会社員のころ、仕事を抱え込んでいた私が、
人を信じて任せられるようになった本です。
この記事でわかること
- 『JALの奇跡』がどんな本か
- 「人を信じる」を読んで、仕事で変えたこと
- 信じて任せたものの、うまくいかなかったときに変えた任せ方
『JALの奇跡』はどんな本?

『JALの奇跡 稲盛和夫の善き思いが
もたらしたもの』は、大田嘉仁さんの本です。
JAL(日本航空)は、2010年に経営破綻しました。
再建のために会長に就いたのが、
京セラの創業者・稲盛和夫さんです。
大田さんは、稲盛さんが京セラから
連れて行った部下の1人です。
JALでは会長補佐を務めました。
本には、破綻の原因から社員の意識改革、
稲盛さんのリーダーシップまで、
再建の当事者の目線で書かれています。
私は会社員のときに、図書館で借りて読みました。
稲盛さんに興味があって、手に取った本です。
いちばん響いた「人を信じる」で、仕事はどう変わった?

本の中に、稲盛さんのこんな言葉が出てきます。
俺を騙すのは簡単かもしれない。
しかし、騙されても、騙されても俺は社員を信じるしかないんだ
(『JALの奇跡』より)
信じる相手は、社員だけではありません。
クレーム対応でも、お客様を信じて、できるだけ
丁寧に対応するよう指示が出されました。
その結果、JALのファンを増やすことができたと
書かれています。
会社のトップが、騙されても信じるしかないと
言い切っている。
私には、そこがいちばん響きました。
会社員時代の私は、仕事を抱え込んでいた
読む前の私は、仕事を人に任せず、
抱え込んでいました。
自分でやったほうが早いと思っていたんです。
任せたとしても、途中で何度も確かめたり、
口を出したりしていました。
本当にやってくれるのか、うまくできるのか。
相手を信じる前に、まず疑っていました。
同僚や後輩・部下を、信じて任せるようにした
読んでから、同僚や後輩を信じて、
仕事を任せるようにしました。
その結果、抱える量が減って、自分の仕事に
集中できるようになりました。
任された相手が自分で考えて動いてくれるように
なったのも、変化のひとつです。
疑ったりイライラしたりすることが減り、
気持ちも楽になりました。
うまくいかないこともあった
信じて任せても、いつもうまくいくわけでは
ありません。
任せた部分にミスがあり、
やり直しになったこともあります。
そのとき思い出したのが、
騙されても信じるという稲盛さんの言葉でした。
それで、相手を信じることにしました。
任せ方も、次の2つの点で変えました。
| 変えたこと | そのときにしたこと |
|---|---|
| ゴールを最初に伝える | どんな仕上がりにすればよいかを、任せるときに共有した |
| 確認するタイミングを決める | 途中で何度も口を出さず、確認する点を先に決めた |
ほかに仕事で変えた2つのこと

本を読んで変えたことは、ほかに2つあります。
個人事業主になった今も、「信じて任せる」と
あわせて3つとも続けています。
小さな約束も守る
本には、「人間として正しいことをしなさい」と
いう話が出てきます。
子どもには「約束は守りなさい」と言っているのに
会社では自分も約束を守っていると答えられるか。
そう問いかける場面です。
私は、仕事の小さな約束も守るようにしました。
「あれ、まだやってない」というやり残しの
モヤモヤが減りました。
愚痴を言わない
うまくいかないとき、
「なんで自分だけ」
「相手が悪い」と
言いたくなりますよね。
本の中で、稲盛さんはそれを
「絶対にだめだ」と厳しく諭しています。
不平不満を言わず、感謝を忘れずに前向きでいる。
まずは自分が一生懸命努力する、
という考え方です。
私も、うまくいかないときは人のせいにせず、
まず自分ができることをやるようにしました。
気持ちを切り替えやすくなり、
前向きになれました。
人や環境のせいにするより、
次に何をするかに目が向くようになりました。
経営の話で印象に残った「売上最大・経費最小」とは?

仕事のやり方とは別に、経営の話で印象に
残ったのが「売上を最大に、経費を最小に」です。
本には、共通経費をできるだけ
分解するよう指示を出す場面があります。
削れるものがないか、
いつでもチェックできるようにするためです。
営業利益率は、どんな企業でも最低10%を
目指すべきだ、という話もあります。
全員で売上最大・経費最小を目指し、
必死に努力すれば、結果として高収益になれる。
経営はそれほど難しいものではない、と
本では書かれています。
『JALの奇跡』を読んでほしいのはどんな人?

次のような人に読んでほしい本です。
- 不満や愚痴が増えて、仕事に前向きになれない人
- 管理職やリーダー、個人事業主など、経営や組織づくりに関わる人
まとめ

- 『JALの奇跡』は、稲盛和夫さんのもとでJALの再建に関わった、大田嘉仁さんが書いた本
- いちばん響いたのは、騙されても社員を信じると言い切る稲盛さんの言葉だった
- 同僚や後輩・部下を信じて、抱え込んでいた仕事を任せるようにしたら、自分の仕事が軽くなり、相手も自分で考えて動いてくれるようになり、気持ちも楽になった
- ミスがあったときも相手を信じ、ゴールを最初に伝える・確認するタイミングを決める形に任せ方を変えた
- 小さな約束を守る・愚痴を言わないとあわせて、個人事業主になった今も3つとも続けている
