積立はもう続けている。
でも、いざ使うときにどっちが売りやすいのかは、
正直よく分からない。
ETFと投資信託を比べる記事は山ほどあるのに、
「取り崩す場面」で書かれたものは少ないですよね
結論から言うと、私は
どちらでもほとんど変わらないと思っています。
強いて言えばETFのほうが少しだけ有利。
理由は、分配金が定期的に出るからです。
この記事でわかること。
- 取り崩し期に効いてくる、ETFと投資信託の違い
- 私が「どっちでもいい」と考えている理由
- 実際にETFを一部売ってみて、面倒だったかどうか
取り崩し期に効く違いは、3つだけ

信託報酬の差や指数の中身は、
比較サイトを見れば分かります。
ここでは「売るとき」に
体感する違いだけに絞ります。
金額で売れるか、口数で売れるか
投資信託は金額を指定して売れます。
ETFは口数(何株か)での注文です。
売れる時間が決まっているか
ETFは市場が開いている時間の注文です。
投資信託は夜でも注文を出せますが、
締切時刻を過ぎたぶんは翌営業日の基準価額での
約定になります。
分配金が出るか、内部で再投資されるか
ここが一番大きい違いです。
ETFは分配金が現金で口座に入ります。
日本の投資信託でよく買われているタイプは、
分配金を出さずに内部で再投資します。
つまりETFは、売る判断をしなくても定期的に
現金が入ってくる。
投資信託は、自分で売らないと1円も
現金になりません。
ただし、米国のETFは分配金がドルで入ります。
証券口座のドルの残高に積まれるだけなので、
日本で使うには円に替える作業が別に必要です。
| 投資信託 | ETF | |
|---|---|---|
| 売り方 | 金額を指定できる | 口数で注文する |
| 注文できる時間 | いつでも | 市場が開いている時間 |
| 現金の生まれ方 | 自分で売る | 分配金が自動で入る(米国ETFはドル) |
| 自動で取り崩す仕組み | 定期売却のサービスがある | 基本は手動 |
それでも「どっちでもいい」と思う理由

ここまで違いを並べておいてなんですが、私は
商品選びで悩む時間をほとんど使っていません。
理由は、
枠ごとに上限を決めていて、超えたぶんは
現金化するというルールで動かしているからです。
私の資産は大きく3つの枠に分かれています。
- 日本の高配当株
- 米国の高配当株
- 投資信託(インデックス)
それぞれに「ここまで」という上限を
決めておいて、育って上限を超えたら、
超えたぶんを売って現金にします。
ETFだから、投資信託だから、という理由で
売る・売らないを決めてはいません。
なぜこんなルールにしたのか。
貯めすぎてしまうからです。
増えていく数字を見るのは楽しくて、気づくと
「使わずに増やす」ほうが目的になっていました。
取り崩す練習をしないまま10年経つと、
たぶん一生取り崩せません。
上限を決めておけば、増えた結果として
自動的に売る場面がやってきます。
そうは言っても、上限をいくらにするか
迷いますよね。
私も一度で決まったわけではなく、
枠の役割を整理しながら調整してきました。
考え方はもし資産2000万円なら、私はこう運用するに書いています。
いくら取り崩すかという話は4%ルールは日本人にも当てはまるのか?のほうが詳しいので、そちらもどうぞ。
実際にETFを一部売ってみて、どうだったか

上限を超えたので、ETFを一部売りました。
売る前に身構えていたのは、
「口数で注文するのが面倒そう」という一点です。
やってみたら、特に面倒ではありませんでした。
証券会社の画面で保有しているETFを選び、
売る株数を入れて注文するだけです。
金額を指定できないぶん、株価を見て
「だいたいこのくらい」と株数を決める手間は
ありますが、月に何度もやる作業ではありません。
売って作った現金は、2つに分けています。
ひとつは下落を待つ買い付け資金。もうひとつは、
生活費や事業の資金に回すぶんです。
高配当株の枠については日本高配当株を約100銘柄に分散している理由にも書いています。
強いて言えば、ETFのほうが少し有利

それでも一つ選べと言われたら、
取り崩し期はETFかなと思います。
分配金が自動で入るからです。
投資信託を取り崩すには、
毎回「売る」という判断が要ります。
その点、分配金は相場と関係なく口座に
入ってきます。
使う・使わないを決めるだけで、
売るかどうかを考えなくていい。
取り崩しに慣れていない私のような人間には、
この「判断がいらない」が効くと感じています。
米国のETFの場合は、入ってきたドルを円に
替えてから使っています。
もちろん、課税口座で受け取る分配金には、
その都度税金がかかります。
増やす段階では、税金を先送りできる
投資信託のほうが効率的です。
だから私は今も両方持っています。
使う段階が近づくにつれて、ETFのほうが
居心地よく感じられるようになってきました。
口座を増やすか迷っている方は、
まず一つで十分だと思います。
私はインデックスと日本の高配当株をSBI証券、
米国の高配当株を楽天証券で運用しています。
まとめ

- 取り崩し期に効くETFと投資信託の違いは、売り方・注文できる時間・分配金の3つ
- 私は商品では選ばず、枠ごとに上限を決めて超えたぶんを現金化するルールで動かしている
- 上限を決めるのは、貯めすぎて使えなくなるのを防ぐため
- ETFを一部売ってみたが、口数の注文は思ったより面倒ではなかった
- 強いて言えばETFが有利。分配金は「売るかどうか」を判断せずに現金が入るから。
商品を選ぶより先に、自分がいつ売るかを決める。取り崩しは、そこから始まると思っています。
※本記事は個人の体験・見解の共有であり、特定銘柄や商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
