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インデックス投資を始めたものの、
「このまま続けていいのかな」と
不安になることはありませんか?
ニュースで「株価急落」と流れるたびに、
アプリを開いては閉じる。
会社員時代の私が、まさにそうでした。
そんな時期に読んだのが
『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス著)です。
読み終えたとき、
「もう相場のニュースに振り回されなくていい」と
肩の力が抜けたのを覚えています。
この記事でわかること
- 『敗者のゲーム』で私に一番刺さった2つの教え
- 読む前と読んだ後で、何が変わったか
- インデックス投資を5年以上続けている私の実感
『敗者のゲーム』はどんな本?

インデックス投資の世界で
「古典」と呼ばれる一冊です。
長年読み継がれていて、いまも投資本の
定番として名前が挙がります。
私が読んだのは、
投資を始めたあとでした。
積立は動き出したけれど、
知識が追いついていない。
その不安を埋めたくて
手に取ったのがきっかけです。
結論、読む順番は正解でした。
自分のお金を市場に置いた状態で読むと、
一文一文の重みが違います。
刺さった教え①:市場に勝とうとするのは「敗者のゲーム」

タイトルにもなっている、この本の核心です。
エリスは、プロのテニスと素人のテニスを
例に挙げます。
プロの試合は「良いショットを決めた側」が
勝つ勝者のゲーム。
一方、素人の試合は「ミスを少なくした側」が
勝つ敗者のゲームなんです。
そして投資は、いまや後者だと言います。
プロでも市場平均に勝ち続けるのは難しい。
だから個人投資家がやるべきは、
勝ちにいくことではなくミスを減らすこと。
これがこの本の芯にある主張です。
プロが本気で運用しても、
長期では市場平均に勝てないことが多い。
そのデータを突きつけられたとき、
私は逆にホッとしました。
「勝てないなら、勝とうとしなくていい」。
市場平均をそのまま受け取る
インデックスファンドを淡々と積み立てる。
それが素人の最適解だと、
腹の底から納得できたんです。
刺さった教え②:暴落が来ても、売ってはいけない

もうひとつ心に残ったのが、
下落局面での心構えです。
株価が下がると、逃げ出したくなりますよね。
でもエリスは、暴落時に売って市場から
降りることこそ最大のミスだと繰り返し説きます。
理由はシンプルで、いつ回復が始まるかは
誰にも読めないからです。
怖くなって売った人は、
回復の波にも乗り遅れます。
読む前の私は、「暴落が来たらどうしよう」と
漠然と怖がっているだけでした。
読んだあとは違います。
「暴落は来るもの。来ても売らない」と、
先にルールとして決めてしまいました。
ポイントは、相場が平和なうちに
決めておくことだと思います。
実際に評価額が下がってから考え始めると、
恐怖に引きずられて冷静な判断ができません。
避難訓練と同じで、何もない日に「そのとき」の
行動を決めておくから、本番で動けるんですよね。
変わったのは行動ではなく「心構え」だった

正直に言うと、この本を読んで積立の設定は
何も変えていません。
金額もファンドもそのまま。
変わったのは、続けるための覚悟だけです。
でも私は、この覚悟こそ一番大きな収穫だったと
思っています。
実際、その後の相場で評価額が
大きく下がる局面を何度か経験しました。
含み損の数字を見るのは、
やっぱり気持ちのいいものではありません。
それでも売らずに済んだのは、
「これは想定内。売らないと決めてある」と
思い出せたからです。
あの本を読んでいなかったら、どこかの下落で
手放していたかもしれません。
インデックス投資を始めて5年以上。
振り返ると、リターンを生んだのは銘柄選びの
うまさではなく、「何もしないで居続けたこと」
でした。
まさに敗者のゲームの教えどおりです。
こんな人に読んでほしい

会社員時代の私のような、
こんな人にすすめたい一冊です。
- 積立は始めたけれど、下落のニュースを見るたびに不安になる
- 「本当にインデックス投資でいいの?」と根拠が欲しい
- 暴落が来たときに、自分が売らずにいられる自信がない
投資の不安の正体は、知識の穴だと思います。
「なぜインデックス投資でいいのか」を自分の
言葉で説明できるようになると、ニュースの
見出しに心を持っていかれなくなります。
小手先のテクニックを増やす前に、まず
「続ける根っこ」を固める。そういう一冊です。
まとめ

- 投資は「ミスを減らした人が勝つ」敗者のゲーム。市場に勝とうとしなくていい
- プロでも市場平均に勝ち続けるのは難しい。素人はインデックスファンドを淡々と積み立てる
- 暴落時に売って市場から降りるのが最大のミス。「来ても売らない」と先に決めておく
- 私は行動は何も変えなかった。変わったのは続ける覚悟で、それが5年以上の継続につながった
不安なまま続けるのと、覚悟を持って
続けるのとでは、心の消耗がまったく違います。
積立を始めたばかりの方こそ、
早めに読んでみてください。
※本記事は個人の体験・見解の共有であり、特定銘柄や商品を推奨するものではありません。
