先取り貯蓄を2口座制にしたら自然に貯まり始めた|生活費用と貯蓄用を分けただけ

貯金がいまいくらあるのか。
これにすぐ答えられない時期がありました。

残高は見れば分かります。
分からなかったのは、その中の
いくらが使っていいお金なのかでした。

給料日前に残高が減っていても、
使いすぎなのか、想定内なのか判断できない。

「余ったら貯めよう」と思っていたお金は、
毎月貯まりませんでした。

やったことは1つだけです。

生活費用と貯蓄用で、銀行の口座を2つに
分けました。

給料日に決めた額を貯蓄用へ移して、
残ったお金で生活する。

それだけで、生活費6ヶ月分の現金が貯まりました

この記事でわかること

  • 1口座だと貯まらなかった、意志とは関係ない理由
  • 2口座制の中身(何を・いつ・どう移していたか)
  • 手動なのに続いた3つの理由
  • これから始める人に自動振替をすすめる理由
  • 6ヶ月分の現金が貯まって変わったこと
目次

貯まらなかった原因は「意志」ではなく残高が読めないことだった

1つの口座に給料が入り、そこから家賃も
光熱費もカードの引き落としも出ていく。

貯金分もその中に置いたままでした。

これだと、残高が何を表しているのか
分かりません。

残高の半分は、来週引き落とされる分かも
しれない。

確かめるには、引き落とし予定を
全部思い出す必要があります。

面倒なので、だんだん確かめなくなりました。

「たぶん大丈夫」で使ってしまう。

節約が足りなかったのではなく、
判断する材料が手元になかった

いま振り返ると、意志だけで
貯めようとしていたのが問題でした。

2口座制の中身|生活費用と貯蓄用を別の銀行に分けた

やり方はシンプルです。
役割を決めた口座を2つ用意しました。

口座役割入るお金出るお金
生活費用毎月の暮らしを回す給与家賃・光熱費・カード引き落とし・生活費
貯蓄用置いておくだけ給料日に移す定額原則なし

ポイントは、貯蓄用を別の銀行にしたことです。

生活費用の残高を見ても、
貯めたお金は目に入りません。

移していたのは、毎月同じ額。

会社員時代は、手取りの約半分を
貯蓄に回していました。

給与の振込先は、会社指定の地方銀行。

給料日当日、遅くとも翌日にはATMへ行き、
貯蓄用の口座へ自分で移していました。

自動振替は使っていません。

というより、当時はそういったサービスが
あること自体、知りませんでした。

毎月ATMへ行く手間はありましたが、給料が
入ったらすぐ移すのが習慣になっていたので、
忘れて困ったことはありませんでした。

手動なのに続いた3つの理由

「自分で操作するなんて、そのうちサボるでしょ」
と思いますよね。

それでも退職するまで続きました。

理由は3つあります。

残高がそのまま「使っていい額」になった

いちばん効いたのはこれです。

移したあとの生活費用口座の残高は、
その月に使っていいお金そのものになります。

引き落とし予定を思い出す必要はありますが、
貯金分を差し引く計算は要りません。

残高が減ってきたら、単純に使いすぎ。
判断がやさしくなりました。

別の銀行だと、取り戻すのに手間がかかる

貯蓄用を別の銀行にしたので、使うには
もう一度ATMまで出向く必要がありました。

「今月ちょっと足りないから戻すか」と思っても、
そのために出かけるとなると、たいてい
思いとどまります。

給料日当日と決めたので、判断が要らない

やる日を「給料日当日」に固定しました。
いくら移すかも決めてあるので、
入金を確認したら振り替えるだけ。

毎月の判断がゼロになると、
意志の強さは関係なくなります。

始め方は3ステップ

いまから始めるなら、この順番がおすすめです。

  1. 毎月の生活費がいくらかを把握する(ここが決まらないと、移す額が決められません)
  2. 貯蓄専用の口座を1つ作る(給与が入る銀行とは別の銀行にする)
  3. 給料日に移す額を決めて、自動振替に設定する(設定できない銀行なら、その日に自分で移す)

つまずきやすいのは1つ目です。

家計簿が続かないなら、記録する項目を
絞るやり方が現実的です。

年払いの費用まで含めて把握したい場合は、こちらのテンプレートを使ってください。

いきなり私と同じ割合を目指す必要はありません。

移したあとの残りで1ヶ月暮らせるかどうかです。

足りなくなって戻すことになると、
仕組みそのものが信用できなくなります。

最初は手取りの1割からでも、
口座を分ける意味はあります。

これから始めるなら、迷わず自動にしてください

ここまで手動の話をしてきましたが、
いまから始める人には自動をおすすめします

私が手動だったのは、こだわりがあったからでは
ありません。

自動で送れるサービスを、
当時は知らなかっただけです。

銀行によっては、決めた日に決めた額を
自動で送る仕組みが用意されています。

1回設定してしまえば、あとは放っておけます。

使えるかどうかと手数料は銀行ごとに違うので、
口座を作るときに確認してみてください。

自動にすると、手動より良くなる点が
2つあります。

  • 時間が浮く:私はATMまで往復していました。その時間がまるごと要らなくなります
  • 忘れようがない:やる気に左右されず、毎月同じ日に同じ額が動きます

先取り貯蓄でいちばん大事なのは、続くことです。

自分が操作しなくても回る形にできるなら、
そのほうがいいに決まっています。

口座を増やしたくないなら「目的別口座」でもいい

銀行によっては、1つの口座の中に使い道ごとの
仕切りを作れる目的別口座という機能があります。

新しく銀行を増やさずに済み、
移動もアプリの中で完結します。

生活費の残高と混ざらない、という肝心なところは
口座を2つに分けるのと同じです。

6ヶ月分が貯まって変わったこと

現金が生活費6ヶ月分に届いたとき、
変わったのは金額そのものより判断のほうでした。

収入が止まっても半年は暮らせる。

そう思えるだけで、仕事の選び方に余裕が出ます。

その後は同じやり方のまま積み増して、
1年分まで貯めました。

独立に踏み切れたのは、
この現金があったからです。

生活防衛資金がいくら必要かは、
働き方によって目安が変わります。

いまは2口座制をやめました

個人事業主になったいま、この先取り貯蓄は
やめています。

現金が必要な水準まで貯まったので、
投資に回しているからです。

やめたのは、うまくいかなかったからでは
ありません。

現金が足りない時期に効く仕組みだった、
というだけです。

貯蓄から投資に切り替える額の決め方は、
こちらが参考になるはずです。

まとめ

  • 貯まらなかった原因は意志ではなく、生活費と貯蓄が同じ口座に混ざって残高が読めなかったこと
  • やったのは、貯蓄専用の口座を別の銀行に作り、給料日当日に定額を移すことだけ
  • 私はATMまで行って手動で移していたが、これから始めるなら自動振替がいい。時間が浮いて、忘れようもなくなる
  • 移す額の基準は「残りで1ヶ月暮らせるか」。最初は手取りの1割からでも意味はある
  • 生活費6ヶ月分の現金が貯まり、その後1年分まで積み増して独立に踏み切れた

口座を1つ増やすだけなら、
今日のうちに終わります。

貯まらない自分を責める前に、
仕組みのほうを疑ってみてください。

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